Service 一般歯科・小児歯科

当クリニックでは、齲蝕(むし歯)・歯周病などの一般歯科はもちろん、6歳臼歯を守るための小児歯科も行っております。
病気は早期発見、早期治療と言われるように歯の治療も早期に行うことが大切です。初期の段階であれば、痛みを伴わずに治療することが可能となります。歯に痛みや違和感を感じた場合には、まずは当クリニックまでご相談ください。歯の状態を的確に診断し、最適な治療方法のご提案をさせていただきます。

齲蝕(むし歯)について

歯の構造

齲蝕(むし歯)は簡単にいうと細菌が歯を溶かす病気です。歯は3層から出来ており、外側からエナメル質、象牙質、歯髄(神経の部屋)の構造です。齲蝕(むし歯)は3層目の歯髄(神経の部屋)に向かって広がっていきます。二層目の象牙質と三層目の歯髄(神経の部屋)は、細い管でつながっています。これを象牙細管と言います。

それでは、なぜ齲蝕(むし歯)になると痛むのでしょうか?
齲蝕(むし歯)が象牙質まで達すると、象牙細管を伝って歯髄(神経の部屋)まで痛みを伝えるからです。つまり軽度の齲蝕(エナメル質内)であれば痛みなく治療することが出来ます。

齲蝕(むし歯)の進行状況

  1. C1:エナメル質内
  2. C2:象牙質まで
  3. C3:歯髄(神経)まで
  4. C4:歯冠部まで
C1
黒や茶色に変色して小さく穴が空いてしまった状態

この穴は黒や茶色に変色していますが、表面のエナメル質の部分だけであるので痛みを伴うことはありません。ただ、冷たい飲み物がしみる可能性はあります。

C2
齲蝕(むし歯)が象牙質まで進行した状態

歯のエナメル質の奥には象牙質があります。その象牙質まで齲蝕(むし歯)が進行してしまうと、食事のとき、冷たいものや温かいものを口に入れただけでしみる可能性があります。

C3
齲蝕(むし歯)が歯髄にまで達し激痛を伴う状態

齲蝕(むし歯)が歯髄まで達すると激痛を伴います。この状態になると常時痛みを伴い、麻酔も効きづらくなってしまいます。

C4
歯冠部まで溶けてしまった末期の状態

齲蝕(むし歯)レベルを段階別に分けたなかの最終段階です。ここまでくると歯冠部まで溶けて、歯髄も死んだ状態になってしまい、痛みさえも感じなくなります。

歯周病について

歯は歯槽骨という骨の中に埋まっています。歯周病とは、歯を支えている歯槽骨などの歯周組織が歯垢の中に含まれている歯周病菌に感染し、歯槽骨や歯肉が破壊されてしまう病気です。大きく分けると歯肉炎と歯周炎に分けられ、「歯肉炎→歯周炎」というように進行していきます。
歯周炎は簡単にいうと細菌が歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かす病気です。細菌はプラーク(歯垢)の中に住んでいます。
歯槽骨が溶かされることによって歯を支えている骨がなくなるために動揺し始め、いずれ歯が抜け落ちていきます。

歯周病の進行状況

  1. 歯肉炎(出血なし)
  2. 歯肉炎(出血あり)
  3. 歯周炎(骨が溶け始めている)

小児歯科について

小児の歯は全体の大きさが成人に比べて小さいため齲蝕(むし歯)の進行がとても早いと言われています。そのため、齲蝕(むし歯)の進行を防ぐために、シーラントなどの予防充填や定期的なフッ素塗布、ご両親による仕上げ磨きが大変重要になります。
シーラントとは、生えてきて間もない歯の溝にプラスチックを詰めることで、歯の溝を平滑化し、虫歯を予防する方法です。主に6歳臼歯や12歳臼歯などの奥歯に行うことが多く、溝にシーラントを詰めることで溝に汚れがたまることを防ぎ、虫歯になることを予防する狙いがあります。

6歳臼歯を守るために必要なシーラント

  1. 奥歯には歯ブラシの届きにくい溝があります。この溝に汚れが残りがちです。
  2. 歯に残った汚れは虫バイキンの大好物!小児の歯は、むし歯の進行がとても早いため危険です。
  3. 溝にシーラントを詰め、さらにしっかりと歯磨きをすることで、虫バイキンを寄せつけません!
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